【趣味で始める水耕栽培(DFT)設備】栽培プールで役立つ防水シート
初めまして。このページに来ていただいたということは、水耕栽培設備の自作に少しでも興味があるという方でしょうか?私は趣味で水耕栽培(DFT)の設備を作り始めて3年になります。そんな私が様々取り組んできた経験を踏まえて記事を書いていますので、少しでも参考になれれば幸いです。
目次
そもそもDFTとは
水耕栽培の栽培プールについてお話しする前に、そもそもDFTについて簡単に説明します。DFTとはDeep Flow Techniqueの頭文字をとった略称で、日本語では湛液型水耕と呼ばれている栽培方法の一つです。よく比較される栽培方法として、NFT(Nutrient Film Technique)と呼ばれる薄膜水耕の栽培方法があります。
両者を簡単に説明すると、DFT型はプール全体に水を張って植物を浮かばせながら栽培する方法で、NFT型は水を薄く流しながら栽培する方法です。大きな違いは、根の全体が液体に浸かっているのがDFT型で、根を空気と水溶液の両方に触れるようにしているのがNFT型となります。
DFT栽培の栽培プールづくり
私が作成している栽培プールではこのようなプールを自作して栽培を行っています。この栽培プールでは主にレタス系(サニーレタス、グリーンレタス)を栽培しています。この栽培プールの全体は長方形になっており、手前から奥にかけて徐々に栽培期間の長いものが来るように工夫しています。
この栽培プールの枠組みとしては、写真のように木材に防腐剤を塗ったものを使用し、外側に木材が倒れないようにビニールハウスの骨組みをカットしたパイプを地面に打ち込んで押さえています。(※撮影用に防虫ネットはとっています。)
栽培プールの枠組みができたら、いよいよ一番重要な防水シートになります。写真では黒いシートが私が実際に使用している防水シートになります。
防水シートを準備しよう
栽培プールの枠組みは、正直どのような方法でも実現できるかと思います。私のように木材で作ってもいいですし、コンクリートブロックやレンガを置いて作ってもいいかと思います。しかし、栽培プールの水を漏らさないための防水シート選びだけはしっかりとしたものを選ぶことをお勧めします。下手なシートを選ぶとすぐに穴が開いて、せっかくの水溶液が漏れてしまうことになるからです。防水シートを選ぶうえで重要なのは以下の2点です。
- 多少の凸凹でも破れない
- 劣化しにくい
これらの特徴を満たしてくれるのが、池などをDIYするときに活用される防水シートがおすすめです。
これは凸凹などの物理的にも強く、紫外線などの劣化も抑えられるものになっており、約2年間使っていますが、いまだに現役で活躍してくれています。